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H2B最終機、打ち上げ成功 「こうのとり」軌道に

(更新)
無人補給機「こうのとり」9号機を載せ、打ち上げられるH2Bロケット(21日午前2時31分、鹿児島県の種子島宇宙センター)=三菱重工/JAXA提供・共同

三菱重工業は21日午前2時31分、基幹ロケット「H2B」9号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。ロケットに搭載する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」9号機を空中で分離。国際宇宙ステーション(ISS)の軌道に乗せ、打ち上げを成功させた。H2Bは今回で退役するが、2020年度後半には低コストの次世代機「H3」の初号機打ち上げを目指している。

H2Bは同世代のH2Aの約2倍の約8トンの衛星打ち上げ能力を持つ日本最大のロケット。19年に打ち上げた8号機では直前の火災で発射を延期したが、打ち上げ自体の成功率は9号機が成功したことで100%を維持した。H2Aは41回打ち上げて成功率は97.6%。いずれも国際水準の95%を上回る。

同日、テレビ会見に出席した三菱重工の阿部直彦防衛・宇宙セグメント長は「積み上げてきた結果として打ち上げ成功率100%となりほっとしている。(次世代ロケットの)『H3』に引き継いでいきたい」と意気込んだ。

無人補給機「こうのとり」9号機を載せ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH2Bロケットの光跡。下は桜島(21日午前2時31分から6分間露光、鹿児島市)=共同

こうのとりは分離後にISSへ近づき、ドッキング作業に入る。こうのとりには食料や研究用資材、バッテリー、宇宙関連サービスのための資機材など約6.2トンの物資を詰め込んでいる。

こうのとりも今回の9号機が最終機。後継機「HTV-X」での月や火星などの国際探査を視野に入れた自動ドッキングの新技術も実証する。

JAXAの山川宏理事長は「国際宇宙探査や低軌道の人類の宇宙活動に貢献していきたい」と話した。

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