ネット配信の著作権収入、CDやDVDを上回る JASRACの19年度
日本音楽著作権協会(JASRAC)は20日、2019年度の音楽著作権収入(使用料)が前年度比2%増の1176億円だったと発表した。過去最高を更新した。コンサートや家庭用ゲームの著作権収入が伸びた。音楽や動画などインターネット配信の著作権収入も増え、CDやDVDなどにかかる使用料の総額を初めて上回った。
著作権収入の伸びは、音楽や動画を中心とした継続課金型の「サブスクリプション」サービスの利用拡大がけん引した。ネット配信の著作権収入は14%増の217億円となった。CDやDVD、映画などの著作権収入は9%減の208億円で、ネット配信の著作権収入が上回った。
新型コロナウイルスの感染拡大で、コンサートが開催されないなど20年度以降に著作権収入に影響が出るとしている。