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損保3社、20年3月期最終減益 災害支払い1.2兆円

金融最前線
2020/5/20 20:00
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大手損害保険3グループが20日発表した2020年3月期の連結純利益はそろって減益となった。台風など自然災害の保険金支払いが2年続けて1兆円を超えた。火災保険などが好調で増収だったが、保険金や災害に備えた積立金の増加が響いた。新型コロナウイルスによる本業への影響は少なかったが、21年3月期は海外の保険金の増加などで減益要因となる。

21年3月期の純利益はMS&ADインシュアランスグループホールディングスが減益を見込む。新型コロナの影響で、海外ではイベント中止保険などの支払いで200億円、国内外の資産運用では600億円のマイナスを想定する。SOMPOHDは増益予想ながら「見えている範囲で140億円の押し下げを見込んだ。さらに300億円落ち込む可能性もある」。

東京海上HDは「収束の時期を見通せない」として開示しなかった。

20年3月期の3社合計の純利益は5252億円と前の期比14%減った。大型台風で自然災害の保険金が1.2兆円を超えた。多額の支払いに備えるための再保険で7割弱を補い、約4000億円を実際に支払った。「想定の範囲内の損害だが、保険金額で過去1、2番目の自然災害が続けて発生したことは今後よくみる必要がある」(東京海上)。各社とも今後の火災保険料の引き上げの可能性を示唆した。

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