抗体検査、20分以内に現場で完了 東北大など技術開発

2020/5/20 18:30
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北海道大学や東北大学などの研究グループは20日、高精度な抗体検査を現場で20分以内に完了する技術を開発したと発表した。持ち運びができる測定装置と、鳥インフルエンザウイルスの抗体検査に必要な試薬を作った。新型コロナウイルス向けの試薬が開発できれば、応用も可能となる。

東北大と北海道大などが開発した持ち運びが可能な蛍光偏光測定装置

北海道大学大学院工学研究院や東北大学多元物質科学研究所などの研究グループが鳥インフルエンザウイルスで実証した。開発した検査装置は、蛍光偏光免疫分析法を用いて抗体を検出する。

鳥インフルエンザウイルスの抗体の有無を確かめるには、鳥から採取した血液から血清を取り出す。そこに光を当てると発光する試薬を混ぜ、試料を作り、開発した蛍光偏光測定装置に設置する。装置内で光を当てると、抗体の量が多いほど、試料がより強い偏光で発光する。20分程度で抗体の有無が判明する。

装置は縦15センチ、横35センチ、奥行きが15センチで、持ち運びができるほか、9サンプルを同時に検査できる。これまでの抗体検査の多くは、検査室などに検体を持ち帰る必要があり、手間と時間がかかっていた。

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