ノバルティス、高額の難病治療薬が保険適用に

2020/5/20 17:41
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スイスの製薬大手ノバルティスの日本法人は20日、乳幼児向けの難病治療薬「ゾルゲンスマ」が同日付で公的な医療保険の適用対象になったと発表した。13日に厚生労働省が開いた中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で、公定価格(薬価)が1億6707万円で了承されたことを受けた措置。国内で保険が適用されている薬で最も高くなる。

難病治療薬「ゾルゲンスマ」は公定価格(薬価)1億6707万円と国内の保険適用されている薬で最も高くなる

ゾルゲンスマは体内に遺伝子を入れて病気を治す「遺伝子治療薬」。投与対象は、筋力の低下を引き起こす脊髄性筋萎縮症にかかった2歳未満の乳幼児となる。

複数回の脊髄注射が必要となる既存薬と比べ、1回で治療が完了することが特徴だ。対象患者は年間25人程度を見込む。高額な医療費の自己負担を抑える制度があるため、患者負担はほとんど発生しない見通しという。

薬価は、既存薬の「スピンラザ」を比較薬とする類似薬効比較方式で算定された。スピンラザの薬価は1回949万円。ゾルゲンスマは少なくとも11本分と同等というデータから、まず1億円程度が目安になった。さらに1回の投与で長期間の有効性が確認されたことなどが画期的と評価され、60%相当が薬価に上乗せされた。

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