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黒川検事長の辞任論強まる 与党内でも

(更新)
黒川弘務・東京高検検事長=共同

公明党の石田祝稔政調会長は20日の記者会見で、新聞記者と賭けマージャンをした疑いがあると週刊文春のニュースサイトが報道した黒川弘務東京高検検事長に関し「事実であれば職務を続けられる話ではない」と述べた。与党内でも黒川氏の辞任論が強まってきた。

自民党幹部は同日夜「事実なら辞めざるを得ない。自ら身を引いてもらわないといけない」と語った。別の党幹部は「緊急事態宣言の発令中にしていたならあり得ないことだ。衝撃を受けている」と話した。

菅義偉官房長官は記者会見で「詳細は承知しておらず、コメントを差し控える。法務省が適切に対応する」と強調した。法務省幹部は「事実関係を調査している」と説明した。

野党では立憲民主党の蓮舫副代表が国会内で記者団に「言語道断だ。事実なら辞任に値する」と指摘した。

国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「説明責任を果たしてもらわなければならない。説明できないなら、任にあらずとならざるを得ない」と訴えた。野党が国会審議などを通じて事実関係を追及するのは必至だ。

週刊文春は20日、緊急事態宣言発令後の今月初め、都内の知人の新聞記者の自宅で賭けマージャンをした疑いがあるとニュースサイト「文春オンライン」で報じた。

記事によると、産経新聞社の記者2人と朝日新聞社の元記者の社員が参加した。東京高検は「報道の詳細を確認していない」としコメントを出さなかった。

朝日新聞社広報部は20日、東京本社勤務の50代男性社員が黒川氏とのマージャンに参加していたと認め、金銭を賭けていたかどうかは調査中と説明した。「勤務時間外の個人的行動ではありますが、不要不急の外出を控えるよう呼びかけられている状況下でもあり、極めて不適切な行為でおわびします」とコメントした。

産経新聞社広報部は井口文彦・東京編集局長の見解として「取材過程で不適切な行為が伴うことは許されないと考えています。そうした行為があった場合には、取材源秘匿の原則を守りつつ、社内規定にのっとって適切に対処してまいります」とのコメントを出した。

黒川氏は首相官邸の信任が厚いとされる。法務省官房長や法務次官などを歴任し、2019年1月に現職に就いた。

政府は20年1月末、2月7日に63歳の定年を迎える黒川氏について8月7日までの勤務延長を閣議決定した。

政府・与党が今国会での成立を断念した検察庁法改正案を巡っても、黒川氏の定年延長を決めた直後の法案審議となったのが野党の反発を受けた一因となった。

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