九電川内2号機停止 対テロ施設「コロナ対策に万全」

2020/5/20 14:24
保存
共有
印刷
その他

九州電力は20日、川内原子力発電所2号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉の運転を停止した。テロ対策施設の完成が期限の21日に間に合わないためで、併せて定期検査を実施して2021年1月の運転再開を目指す。同社は再開の遅れを防ぐため、施設建設では新型コロナウイルスの感染防止に万全を期すとしている。

九州電力川内原発2号機(手前)。奥は1号機(鹿児島県薩摩川内市)=共同

テロ対策施設「特定重大事故等対処施設(特重)」は、福島第1原発事故後の新規制基準で設置が義務付けられている。九電は19年4月に、期限内の設置が難しいことを原子力規制委員会に伝えていた。2号機の工事は現在土木関連が9割、機械電気関連が7割程度終わっているという。

九電では4月、玄海原発(佐賀県玄海町)で特重の建設作業員が新型コロナに感染し、作業が一時停止した。川内でも大規模な感染が起きれば影響は避けられない。「1人休むことですぐに工期に影響するわけではないが、決して(多くの)余裕があるわけではない」(担当者)とする。マスクの着用や作業員同士の距離を開けるといった対策を徹底し、計画通りの完成を目指す。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]