シーメンス 新型コロナの肺炎画像、AIで解析を支援

BP速報
2020/5/20 15:00
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肺炎の画像解析の流れ(出所:シーメンスヘルスケア)

肺炎の画像解析の流れ(出所:シーメンスヘルスケア)

日経クロステック

独シーメンスの医療機器子会社のシーメンス・ヘルシニアーズは、コンピューター断層撮影装置(CT)画像を用いた新型コロナウイルス感染症の解析を人工知能(AI)で支援する臨床研究向けソフトウエアを開発し、全世界の医療機関へライセンス提供を始めた。これを受けて日本のシーメンスヘルスケア(東京・品川)は18日、このソフトウエアを用いた共同研究を国内の医療機関と開始すると発表した。

今回の解析ソフトウエアは、深層学習(ディープラーニング)を用いて開発したAIソフトウエアをベースに、肺炎の画像解析に特化して開発を進めたもの。胸部CT画像から肺炎に共通して現れる肺の異常パターンである「すりガラス陰影」や「浸潤影」を自動的に検出し定量化する。ただし、このソフトウエアは研究用に開発されたプロトタイプであり、臨床の診断には使用できない。

シーメンス・ヘルシニアーズは、医療におけるAI技術開発に1990年代から携わってきた。機械学習(マシンラーニング)では600件以上、ディープラーニングでは125件の特許を取得しており、すでに45を超える製品やソリューションにAI技術が生かされているという。今回のソフトウエアの提供によって新型コロナウイルス感染症に対応する医療現場を支援するとともに、医療機関からフィードバックを得てAI技術をさらに高度化していく考えだ。

(ライター 近藤寿成)

[日経クロステック 2020年5月19日掲載]

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