新型コロナ「接触確認アプリ」 ソースコード公開
一般社団法人コード・フォー・ジャパンは18日、スマートフォンの近距離無線通信「Bluetooth(ブルートゥース)」機能を使って新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性を通知する「接触確認アプリ」のソースコードを公開した。ソースコード共有サービス「GitHub(ギットハブ)」から入手できる。これまでの検討結果を知見として広く共有することが目的だ。
接触確認アプリの呼称は「まもりあいJAPAN」。コード・フォー・ジャパンは当初、5月上旬のリリースを目指していたが、利用するAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の開発元である米アップルと米グーグルが提供先を保健機関に限定したため、見送った経緯がある。現在の開発主体は厚生労働省で、6月中のリリースを目指している。
公開されたソースコードは厚労省などが活用する見込み。コード・フォー・ジャパンは「プライバシー面の検証など、これまでの検討結果や知見を有効活用いただきたい」(広報)とした。
(日経クロステック/日経コンピュータ 岡林凛太郎)
[日経クロステック 2020年5月19日掲載]