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東京都の「貯金」17年ぶり1000億円割れ コロナ対策で

新型コロナウイルス関連の緊急対策への支出が膨らみ、東京都の「貯金」にあたる財政調整基金が急減している。今年度は17年ぶりに1000億円を割る見通し。さらに支出が生じる可能性もあり、薄氷の財政運営が続く。

19日発表した補正予算案には財政調整基金から5000億円近くを充てる。20年度末の基金残高は493億円に縮小する見通し。過去20年で1000億円を割ったのは財政再建の途上にあった03年度だけだ。

財政が改善した近年は景気回復で税収も伸び、基金残高は拡大する傾向にあった。19年度末の残高は9032億円と1963年度の基金設置以来の最高額を見込むが、これまでの緊急対策で蓄えのほとんどを使うことになった。

補正予算案の多くを占める中小企業の制度融資の需要は依然高く、都の支出がさらに膨らむ可能性もある。

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