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IHI、20年度の投資3割凍結 コロナで需要減受け

IHIは19日、新型コロナウイルスの影響で2020年度に予定していた研究開発や設備などの投資を3割強凍結し900億円強にすると明らかにした。従来見通しは約1400億円だった。同社の主力事業である航空エンジンなどは新型コロナの感染拡大で世界的に航空需要が減っていることなどに伴い、投資を抑える方針だ。

19年度決算の電話会見で明らかにした。同社は19年度からの3年間で研究開発費や設備投資、投融資などの合計で4200億円を投じる予定だったが、今回の新型コロナを受けて投資を見直した。20年度については「(航空など)空の分野が最も多い」(山田剛志副社長)とする年間1400億円の投資の3割強を凍結する。

航空需要の回復はしばらく鈍り、国際航空運送協会(IATA)によれば国際線の旅客需要が19年の水準を回復するのは24年までかかる見通し。IHIも1~3月期では急激な減少は見られていないものの「新規の機体、エンジンの回復には数年を要する」(山田副社長)。

同社は19年にも埼玉県鶴ケ島市で航空エンジンの整備工場を新設し稼働する予定だったが、航空エンジンの検査不正の影響からすでに稼働は遅れており、新型コロナも響いてさらに稼働時期が遅れる見込みだ。今後他の工場の生産調整なども想定される。

同社が同日発表した19年度の連結決算は純利益が前の年度比68%減の128億円。20年度の業績については未定とした。新型コロナでほかには自動車向けの過給器事業が、世界的な自動車需要の減少に伴い需要が減りそうだ。4月1日に就任した井手博最高執行責任者(COO)は「コロナ後のニューノーマルを見据え、IHIの新たな姿を見せたい」と話した。

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