東京都、サーモグラフィーを学校に配備 コロナ対策
東京都は19日、新型コロナウイルスの感染拡大への追加対策として体温を自動で測定するサーモグラフィーを都内の学校に配備すると発表した。休校中の学校が再開した後、児童・生徒らに感染が広がらないよう、都立や区市町村立のほか私立の学校にも導入を促す。
都によると、対象は都立251校と区市町村立1894校、私立523校。区市町村立と私立は1校につき150万円を上限として費用の半分を都が助成する。飛沫を防止するためのアクリル板の設置費用もあわせて総額42億円を補正予算案に計上した。
また、新型コロナウイルスの影響で中止や延期になった都立学校の修学旅行のキャンセル料についても都が負担する。保護者がキャンセル料を負担しなくても済むよう配慮し、計5000万円を予算として確保する予定。