中国・百度、1~3月期7%減収 広告事業が苦戦

2020/5/19 14:04
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【北京=多部田俊輔】中国インターネット大手の百度(バイドゥ)が18日(米国時間)発表した2020年1~3月期の売上高は、前年同期比7%減の225億元(約3400億円)だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ネット検索の広告収入を柱とする主力の「オンラインマーケティング」事業が19%減となったことが響いた。

百度の2020年1~3月期決算は新型コロナで減収となった=AP

純利益は4100万元と、前年同期の3億2700万元の赤字から黒字に転換した。売上高の減少幅は05年の上場以来、最大規模とみられる。新型コロナで多くの広告主が出稿を控えた。

ただオンラインマーケティング以外の売上高は28%増の83億元で、売上高全体の4割近くを占めた。中国版「ネットフリックス」と呼ばれる動画サービス子会社、愛奇芸(iQIYI)の売上高は9%増の76億元。新型コロナによる外出制限で自宅で動画を楽しむ人が増えたため、会員数が23%増の1億1890万人に増えた。

AI(人工知能)分野も着実に伸ばす。中国メディアが報じた米調査会社の調査によると、百度の1~3月期のAIスピーカーの世界出荷台数で前年同期比1%増となり、米アマゾン・ドット・コム、米グーグルに次ぐ3位となった。

4~6月期の売上高は前年同期比で5%減から4%増の間を予測する。李彦宏董事長兼最高経営責任者(CEO)は決算発表の文書で「中国経済の回復で百度も利益を得られるだろう」とコメントした。百度はアリババ集団や騰訊控股(テンセント)という中国ネット3強「BAT」の一角とされる。

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