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トランプ氏、コロナ予防へ「未承認薬を服用」明かす

(更新)

【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は18日、新型コロナウイルスの感染予防のため、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を毎日服用していると明らかにした。ホワイトハウスの医者と相談したうえで1週間半前から飲んでいるという。まだ臨床試験(治験)の段階で、深刻な副作用も指摘される未承認の薬を現職大統領が服用することは物議を醸しそうだ。

ホワイトハウスで記者団に「ここ1週間半、毎日1錠飲んでいる」と自ら打ち明けた。毎日受けるコロナの検査では陰性の結果が出ているものの、予防のため服用してもいいかと医師に尋ねたところ「あなたが飲みたければ大丈夫だ」との回答があったという。

米食品医薬品局(FDA)は4月下旬、ヒドロキシクロロキンは「心臓に深刻な副作用を及ぼすリスクがある」と警告した。服用は入院患者か、治験の参加者に限り、予防のためには使わないよう呼びかけていた。政権内の医療専門家も安易な使用を控えるよう警鐘を鳴らしてきた。

トランプ氏は新型コロナの治療法をめぐる状況を一変させる「ゲームチェンジャーになるかもしれない」と積極的にこの薬をアピールし、国民にも勧めてきた経緯がある。ホワイトハウス内で最近、感染者の発覚が相次ぎ、自らの感染リスクを意識していることも背景にあるとみられる。

ヒドロキシクロロキンは抗マラリア薬として米当局が承認済みだが、新型コロナには有効性や安全性が確認されておらず承認されていない。ニューヨーク州など全米各地で治験が進められている。患者への投与で効果がみられなかったとの研究結果もあり、結論はまだ出ていない。

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