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ソフトバンクグループの赤字はなぜ膨らんだ?

2020年5月19日の日本経済新聞朝刊1面に「ソフトバンクG 最終赤字1.4兆円」というニュースがありました。新型コロナウイルスはソフトバンクグループ(SBG)の経営に大きな打撃となりました。なぜ赤字は1.4兆円にまで膨らんだのでしょうか。

SBGの主力は投資事業、ファンドビジネスです。10兆円を運用する「ビジョン・ファンド」は様々なスタートアップ企業に出資しています。コロナの影響で投資先の6割にあたる50社の企業価値が下がり、年間1.8兆円の損失が出ました。孫正義会長兼社長は「評価益よりも評価損が出る可能性が大きいと考えている」と発言しており、今後も運用は厳しくなることが想定されます。

負債の削減を見据えて、現金を手元に持ちます。まず着手したのが含み益があるアリババ株です。一部を現金化し、1.25兆円を調達しました。合わせて4.5兆円の現金を確保するとしており、今後どのように資金を調達するか注目されます。国内通信子会社のソフトバンク株の売却を検討しているもようです。保有株の価値は総額で28.5兆円分あり、資金面の不安は少ないと説明しています。

ガバナンスの改善も今後の課題です。18日、社外取締役を2人から4人に増員すると発表しました。SBGにとっての「物言う株主」、米エリオット・マネジメントが増員を要求していたことが背景にあります。SBGの複雑なビジョン・ファンドの仕組みがイチから分かる記事も、ぜひ合わせて読んでみてください。

20代編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は5月19日の朝刊1面を読んでみてください。
この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。同僚の黒田さんに触発されてギョーザを作った。

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