17日の1都3県、外出自粛緩む 人出減3割前後に縮小

2020/5/18 20:27
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首都圏1都3県で外出自粛に緩みが広がっている。ヤフーがまとめたスマートフォンの位置情報分析によると、17日に東京都を域外から訪れた人は前年比34%減にとどまった。日曜日の減少率は小池百合子都知事らが外出自粛を求めた「ステイホーム週間」の4月26日を底に縮小が続いた。近郊3県も鈍化が目立つ。

同社の「Yahoo!JAPANアプリ」を取り入れたスマホの位置情報から、各地の人出の前年同期の同じ曜日と比べた増減を推計した。日曜日をみると、都内では4月26日が42%減と1月以降で最も減り、ステイホーム週間後半の5月3日も40%だったが、同10日に40%を割り、17日はさらに減少幅が縮小した。

東京・渋谷のスクランブル交差点。週末の繁華街は人出がやや増えた(17日)

東京・渋谷のスクランブル交差点。週末の繁華街は人出がやや増えた(17日)

東京23区でみると千代田、中央など都心区の減少率が高い傾向は変わらないが、都心・郊外とも減少率が縮小している。渋谷区は4月26日に63%減っていたが、5月17日は51%減だった。下町エリアの墨田区も減少率は52%から43%に縮小。17日、錦糸町駅前の人気鮮魚店には行列ができた。

小池知事は18日、土日の人出について、「季節も良くなり、お気持ちは分からないではない」としつつ、緊急事態宣言を早く解除するには外出自粛が不可欠だと強調し、「急がば回れなので協力を求めたい。あともう一息なので」と訴えた。

近郊3県も緩みがみられる。神奈川県内は17日の人出が28%減だった。横浜赤レンガ倉庫(横浜市)など主要な観光施設は休業を続けるが、商業施設や公園などに出かける人が増えている。座間市の会員制スーパーはカートを手にした家族連れでにぎわい、駐車場も混み合った。横浜市の山下公園では食事を楽しむ家族客や友人同士のグループ客などが目立った。

横浜市の山下公園も来訪者が戻りつつある(17日)

横浜市の山下公園も来訪者が戻りつつある(17日)

埼玉県内の17日の人出は27%減だった。4月26日以降の日曜日は30%以上の減少が続いていた。大宮駅(さいたま市)周辺の地元商店会の関係者は「これまでは閑散としていたが、人出が増えた印象。大宮の町が少し戻ってきた」と話す。

秩父地域では観光施設の休業が続くが、「ゴルフ場に県南や都内ナンバーの車があった。ゴールデンウイークは営業を自粛していた飲食店の再開も見受けられる」(地元住民)。川越駅近くの商店街「クレアモール」でも「人が相当増えた」との声があった。

千葉県内の17日の来訪者は34%減。4月最後と5月最初の週末は5割程度の減少だった。JR千葉駅近くの繁華街、富士見地区でも一部の居酒屋やカラオケ店などが営業再開に動き、楽しむ客の姿もみられる。

5月上旬に自粛を取りやめ通常営業に切り替えた飲食店の男性常連客は「県内では感染者が1桁の日が続いている。自粛する必要性は薄くなっている」と語った。

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