テルモ、営業益最高 20年3月期、カテーテル関連好調

2020/5/18 20:30
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テルモが18日発表した2020年3月期の連結決算(国際会計基準)は、営業利益が1106億円と前の期に比べて4%増え、過去最高を更新した。脳や心臓内の血管の治療に使うカテーテル(医療用細管)関連が好調だった。20年3月期の年間配当は28円。前の期から実質1円の増配(株式分割考慮後)となった。

売上高は6288億円と5%増えた。19年1月に米国で承認を受けた脳動脈向け治療器具の販売がけん引。カテーテルを扱う心臓血管事業は7%の増収となった。20年3月期の純利益は7%増の852億円だった。

中国での売上高は19年4~12月に13%増えたが新型コロナウイルスの影響により20年3月期通期でみると2%増にとどまった。佐藤慎次郎社長は「緊急性の低い症例の手術が延長されており、心臓血管事業への影響は大きい」と話す。

21年3月期の業績予想は未定としたが、4月の売上高は10%の減収になったという。3月までに400億円の資金調達を済ませ、追加で600億円の融資枠を設定するなど手元資金を厚くしている。「基本的に下期に回復基調になると想定しているが、回復が6カ月遅れても対応できるようにする」(佐藤社長)考えだ。

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