イスラム諸国、ラマダン後へ再び規制強化 外出禁止やマスク義務化

2020/5/18 18:32
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断食月(ラマダン)に伴って人々の外出も増えている(エジプト・ギザ、16日)=ロイター

断食月(ラマダン)に伴って人々の外出も増えている(エジプト・ギザ、16日)=ロイター

23日ごろのイスラム教の断食月(ラマダン)明けに備え、中東のイスラム諸国で新型コロナウイルスの感染拡大防止のため外出禁止などの措置を再び強化する動きが広がっている。各国は4月下旬に始まったラマダンに合わせて規制を緩めた結果、1日の感染者が増加した。「イード」と呼ばれるラマダン明けの祝祭で外出が増えれば、さらなる感染拡大の恐れがあると警戒を強めている。

ラマダン期間中、イスラム諸国では日中は飲食せず、日没後に親族や友人らと食事し、モスク(礼拝所)で集団礼拝するのが伝統的な過ごし方となっている。今年は新型コロナの影響で各地のモスクも閉鎖されたが、ラマダン直前には各国で外出禁止の時間を縮めたり、条件付きで商業施設の週末の営業を認めたりするなど制限の緩和が相次いだ。

その後に続くイードは例年、各国で大型連休となり、神(アラー)に感謝するための礼拝や親族や友人らと会うため外出の機会が増える。AFP通信によると、人の流れを食い止めるため、エジプト政府は17日、現在は午後9時に始まる夜間外出の禁止をイード期間中は午後5時に早めると発表した。公共交通機関の運行も停止する。

サウジアラビアは同期間中、ラマダン前と同様の終日外出禁止を再び実施する。ラマダンで日中の外出を認めた結果、18日時点で感染者は5万4000人を超えた。カタールでは17日からマスク着用を義務化した。違反者には最大3年の禁錮刑か20万リヤル(約590万円)の罰金を科す。

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