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ビートルズにクロマグロ… 「社会的距離」楽しく紹介

新型コロナウイルス感染防止のため人との間に取るべき距離を、アルバム「アビイ・ロード」で横断歩道を渡るビートルズと表現するイラスト(NOSIGNER提供)=共同

横断歩道を渡るビートルズ、クロマグロ1匹、自転車1台――。新型コロナウイルス感染防止のため人との間に取る「ソーシャル・ディスタンシング」(社会的距離の確保)を、同じサイズの物で例えるユニークな紹介方法が広がっている。緊急事態宣言が解除された地域でも距離を保つことは求められており、関係者は「制約も楽しいものに」と呼び掛けている。

新型コロナ対策をまとめた情報サイト「PANDAID」は、保つべき約2メートルの間隔を独自のイラストで紹介。運営するデザイン事務所NOSIGNER(横浜市)によると、認知度が高く意外性がある題材を採用した。世界中に拡散され「非常に分かりやすい」との感想も寄せられた。

太刀川英輔代表は「命を守るため、多くの人に早く知られるべき情報がデザインの工夫で広く伝わった。作り手冥利に尽きる」と話す。

世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、ツイッターで人との間隔をジャイアントパンダ1頭やキングペンギン2羽などとするイラストを投稿、ネット上で話題だ。「かわいい動物を使って少しでも笑顔になってほしかった。野生動物と人間との適切な距離感を考えるきっかけにもなれば」と山本亜沙美メディアグループ長。

鳥取県の平井伸治知事が動画投稿サイト「ユーチューブ」で呼び掛けたのは、鳥取和牛1頭分。県のキャラクター「トリピー」が羽を広げた距離が約2メートルとも紹介した。

聖路加国際大の大西一成准教授(公衆衛生学)は「他人との接触を防ぐ意味で、分かりやすい取り組みは大切」とする一方、「2メートルはあくまで目安で過信は禁物。十分に物理的距離を保てない場所では、ウイルスを通さないフィルターで顔との隙間もないようマスクを正しく着用することが重要だ」と指摘している。〔共同〕

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