オルツ、フィスコと連携 決算説明会議事録を自動作成

2020/5/18 9:08
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人工知能(AI)開発スタートアップのオルツテクノロジーズ(東京・港)は、金融情報サービスのフィスコと連携し、決算説明会や株主総会の議事録を自動作成する実証実験を始めた。オルツの音声認識システム「AI GIJIROKU(エーアイ ギジロク)」を使う。

新型コロナウイルスの感染拡大で、上場企業が対面で投資家向け広報(IR)活動をすることが難しくなっているのに対応する。人手で議事録を書き起こす手間も省ける。4月にフィスコが始めたIR説明会の動画配信、文字起こしサービスでの活用を目指す。

議事録があれば、決算説明会に参加したり説明会の動画を見たりしなくても情報を把握できる。新型コロナが終息した後も、機関投資家やアナリストが効率的に情報収集するニーズがあると見て開発を進める。将来的に、全上場企業のIR説明会をリアルタイムでテキスト化して配信する計画だ。また、議事録の作成が義務とされる株主総会や取締役会での活用も視野に入れる。

オルツテクノロジーズは、個人の意思をデジタル化したAI「Personal Artificial Intelligence(P.A.I.)」を開発している。ある特定の個人の声やSNSの投稿、メール、会議での発言などを取り込み、予定を把握したメールの自動返信などを可能にすることを目指す。

エーアイ ギジロクは個人を識別するP.A.I.の技術を生かし、自動で発言者を特定して会議などの内容を記録できる。さらに利用回数が増えると個人の声や話し方に合わせて音声認識の精度が高まる。従来の音声認識で必要だった入力し直しの手間も省けるようになるという。

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