家族で外出、好天楽しむ 客足まばらで不安の声も

2020/5/17 18:51
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新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が39県で解除されて初の日曜日となった17日、全国的に好天が広がり、各地で家族連れが久々の外出を楽しんだ。行楽地では感染対策が徹底され、まばらな客足に「今後も厳しい状況が続く」と不安の声も漏れた。

営業を再開した三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」のジェットコースター。感染防止のため座席を一列ごとに空けていた(17日)=共同

この日営業を再開した三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」。午前9時半に開園すると、家族やカップルがぱらぱらと訪れ、スタッフが入園時に客を検温し、一人一人の手にアルコール消毒液を吹きかけた。

アトラクションは座席を空け、1回ごとに持ち手を消毒しており、家族6人で訪れた大阪府吹田市の主婦(29)は「感染防止策を徹底していると知り思い切って来た」。小学2年の次女(8)は「外で遊べてうれしい」とはしゃいでいた。

長崎県に住む人限定で16日から一部営業を再開した同県佐世保市のリゾート施設「ハウステンボス」では、スタッフが客の住所やマスク所持を確認。夫婦でバラを見に訪れた同市の会社員の山下耕三さん(64)は「入場時も徹底していて、屋外中心で3密対策もできている。早く元の姿に戻ってほしい」と話した。

「学校が始まる前に外で遊ばせたいと思って」。こう話すのは、16日から再開した愛知県犬山市の遊園地「日本モンキーパーク」に家族5人で訪れた名古屋市の自営業、岩井一也さん(34)。娘の小学3年、美羽さん(8)は「ジェットコースターに乗りたい」と目を輝かせていた。

16日から県内の観光客が少しずつ増えたという山形市の立石寺(通称・山寺)。松尾芭蕉の俳句に詠まれた舞台として人気の観光地だが、麓の和菓子屋「商正堂」の佐藤淳さん(53)は「普段と比べて人出は1割に満たない。厳しい状況は今後も続くのではないか……」と不安げな様子。山寺観光案内所の清野友子所長(57)は「県外客にも早く足を運んでもらいたい」と気をもんでいた。

〔共同〕

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