休業緩和、初の週末 日常取り戻す手探り続く

2020/5/16 12:33 (2020/5/16 12:34更新)
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全館営業を再開した岩田屋本店の入り口に設置されたサーマルカメラ(16日午前、福岡・天神)=共同

全館営業を再開した岩田屋本店の入り口に設置されたサーマルカメラ(16日午前、福岡・天神)=共同

新型コロナウイルスに伴う大阪、兵庫、京都の3府県の休業要請が16日、約1カ月ぶりに一部解除された。緊急事態宣言が解かれた福岡県は解除後初の週末を迎えた。感染が再拡大する「第2波」の懸念が拭えない中、各地で日常を取り戻すための手探りが続く。

大阪市の繁華街、道頓堀では16日朝、飲食店の店員などが開店準備に追われた。時計店の20代の男性従業員は「街には人はまだまだ少ないが、早く活気のある街に戻ってほしい」と語った。

16日から再開した大阪市立中央図書館の入り口には開館前に10人以上が列をつくった。座席は撤去され、座り込んでの読書は禁止。30分以内の利用を推奨する。近所に住む男性(64)は「ようやく日常が戻ってきた感じ。感染予防のため、制約は仕方ない」と話した。

緊急事態宣言が解除されて初の週末を迎えた福岡市・天神では、百貨店の岩田屋本店が午前10時半に全館で営業を再開した。「お待たせしました」の店員の声を背に、待っていた人たちが次々と店内に入っていった。

入り口にはサーマルカメラなどが設置された。同市の男性(80)は「久々に岩田屋に来た。買い物を満喫したい」と笑顔だった。

「特定警戒」の指定が維持されている東京都。16日午前、渋谷駅前のスクランブル交差点を行き交う人はまばらだったが、営業を再開しているアパレルショップの従業員らは慌ただしく荷入れの作業をしていた。

歯医者の受診のため渋谷を訪れた埼玉県川越市の女性(58)は「地元に比べると、都心では人が増えてきている気がする」と話す。「ずっと手に入らなかったマスクもきのうやっとコンビニで1つ買えた。日常が少しずつ戻っているように感じる」と語った。

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