七十七銀行、実質業務純益15%増 20年3月期

2020/5/15 20:18
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七十七銀行は15日、2020年3月期の決算を発表した。本業のもうけを示す実質業務純益は単体ベースで前の期比約15%増の189億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、与信関係費用を同比3倍超となる73億円に積み増すなど、事業者への資金繰り対策に備えた。

小林頭取は新型コロナを巡り「貸倒引当金は保守的に積んだ」と語った(15日、七十七銀行本店)

小林英文頭取は決算会見で「ウイルスとの戦いは長期戦。厳しい経済環境が続く」とした上で「与信コストは保守的に見積もった」と話した。21年3月期の与信関係費用は80億円程度を見込み、うち半分を新型コロナ関連が占めるという。

経常収益は有価証券の利息配当金の増加を受けて、約6%増の1049億円となった。一方、純利益は19年3月期に計上した連結子会社の清算に伴う利益がなくなり、約4%減の173億円へと減少した。

今期の純利益は前期比約19%減の140億円を見込む。小林頭取は「貸出金は増えるだろうが金利は低い。コロナのマイナス面が出るのは今期の決算になるだろう」と話した。

七十七銀は同日、9月に人材紹介業へ参入することも発表した。人材紹介会社と連携し、取引先へ経営幹部や専門職など経営を担う中核人材を中心に紹介する。七十七銀グループの定年退職者らも紹介し、営業や総務など幅広い経営課題の解決も支援する。

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