千葉市、5月下旬から学校段階再開 公園駐車場も開放

2020/5/15 20:53
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千葉市は15日、3月から休校が続く市立学校の5月下旬以降の再開日程を独自に示した。市内の大規模公園も18日から開放する。県内の感染者は14日に45日ぶりのゼロとなるなど低水準が続く。14日には首都圏などを除く39県が緊急事態から外された。千葉県は県立学校の再開方針を明らかにしていないが、千葉市は解除をにらんで平時に戻す道筋を独自に探る。

千葉市が15日開いた新型コロナウイルス対策本部会議で学校再開などを協議する熊谷俊人市長(右から3人目)ら

千葉市が15日開いた新型コロナウイルス対策本部会議で学校再開などを協議する熊谷俊人市長(右から3人目)ら

千葉市は15日に開いた新型コロナウイルス対策本部会議で学校の再開日程などについて協議し、小中学校は6月8日に通常の授業を完全再開することを決めた。

5月25日~6月5日は任意の分散登校日とし、各クラスを2グループに分けて、5月25日の週は1日3時間の登校日を2回、6月1日の週は5回設ける。児童・生徒に事前に配った課題の確認など登校日を通じて学校に慣れてもらう。新型コロナへの保護者の不安を考え、6月中は休んでも欠席扱いにしないという。

先送りしていた入学式は小中学校で6月9日、高校で6月1日に開く。来賓は招かず、保護者の参加も絞るなどして規模を縮小する。

政府は緊急事態を継続する千葉県など8都道府県について21日をめどに解除の是非を検討する方針だが、5月末を待たずに千葉県が外れても、千葉市では再度の日程変更はしないという。保育園は「県の緊急事態解除後、速やかに登園自粛の要請を取り消す方針だ」(担当課)という。

また同市は政府が「新しい生活様式」として感染対策の上で公園の利用を認めたことを踏まえ、閉鎖していた市営の大規模公園の駐車場の利用を18日再開する。泉自然公園、昭和の森、花島公園、幕張海浜公園A・Bブロックの4カ所が対象。園内が混み合った場合は駐車台数の制限や再閉鎖も検討する。過密状態が懸念される稲毛海浜公園は閉鎖を続ける。

熊谷俊人市長は「段階的に学校や社会経済活動を再開する一方、感染予防行動が緩まないようしっかりとしたメッセージを発しながらステージごとに適切な対応を取っていく」などと延べ、自粛の「出口」に向けて動き出す考えを示した。

千葉県は外出自粛や休業要請など緊急事態措置の判断権限を持つが、緩和についてはなお慎重な姿勢を保つ。森田健作知事は39県の緊急事態解除を受けて「ゴールデンウイークまでの外出自粛等の効果が表れる週明けの県内の感染状況に加え、国の方針や隣接都県の動向などを踏まえた上で、今後の道筋を示したい」とコメントした。

緊急事態の続く8道府県でも大阪府や東京都などは独自の緩和基準を定めるが、森田知事は「隣県として東京の動向を見ながら手を打っていかないといけない」と強調。県独自の判断には後ろ向きだ。

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