岩手知事「県外ナンバーに寛容に」 嫌がらせ続発で

2020/5/15 15:07
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「岩手県は東日本大震災の復興などで今も県外の方に助けてもらっている。他県の方には全国平均以上に親切に、寛容にしてほしい」。岩手県の達増拓也知事は15日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者が確認されていない県内で県外ナンバーの車に対して中傷や幅寄せなどの嫌がらせ行為が相次いでいることについてこう述べ、冷静な対応を呼びかけた。

記者会見で、県外ナンバー車への嫌がらせをしないように呼びかける達増知事(15日、岩手県庁)1

自動車関連などの県外企業が多く進出している金ケ崎町などでは、県外ナンバー車に乗る県内在住者も多く、同様の嫌がらせを受けることがあるという。達増知事は「全国でも大きな規模で県内に製造業が集積していることでも、県外の方々にお世話になっている」と述べ、県外ナンバー車に対してそうした行為をしないように求めた。

嫌がらせ行為の背景には「岩手初の感染者になりたくない」との県民心理があるとの見方もある。こうした見方について、知事は「感染することは悪ではない。感染したかなと思ったら相談窓口に連絡することが大切だ。県内第1号の感染者が出たとしても、非難せずに優しく接してほしい」と重ねて呼びかけた。

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