エヌビディア、AIの計算能力最大20倍に データセンター向けGPU

2020/5/15 14:11
保存
共有
印刷
その他

エヌビディアは14日、AIの計算能力を最大20倍に高めたGPUを発表した(写真はイメージ)

エヌビディアは14日、AIの計算能力を最大20倍に高めたGPUを発表した(写真はイメージ)

【シリコンバレー=佐藤浩実】米エヌビディアは14日、人工知能(AI)計算に使うデータセンター向け半導体の新製品を発表した。同社初となる回路線幅が7ナノ(ナノは10億分の1)メートルの製造技術を採用し、従来品と比べて演算能力を最大20倍にできるという。新型コロナウイルスで経済が停滞するなかでもデータセンター投資は堅調で、大幅に性能を高めた新製品で攻勢をかける。

GPU(画像処理半導体)の新製品「A100」を発表した。AI計算の一種である「学習」や「推論」を早くこなせるようになり、音声AIや金融予測にも使いやすくなる。米アマゾン・ドット・コムや米マイクロソフトといったクラウド大手が主な顧客となる見込みで、生産は台湾積体電路製造(TSMC)に委託する。

エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は「コンピューター産業において、クラウドは最大の成長機会だ」と話す。コロナ禍で経済の停滞感が強まるが、アマゾンなどのクラウド事業者は投資を緩めていない。多くの企業が在宅勤務にカジを切ったことで需要はより高まっている。

データセンターはもともと、CPU(中央演算処理装置)と記憶装置で構成されていた。ただAIの利用が広がるなかで、大規模な計算を高速でこなせるGPUを併用することが増えている。ファン氏は「将来的にデータセンター全体が1つのコンピューティングの単位になる」と見ており、GPUの採用率を高めたい考えだ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]