NYダウ4日ぶり反発、377ドル高 早期の経済再開期待で

2020/5/15 5:07 (2020/5/15 5:42更新)
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【NQNニューヨーク=岩本貴子】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発した。前日比377ドル37セント(1.6%)高の2万3625ドル34セントで終えた。ダウ平均は前日までの3日間で1083ドル(4.5%)下落しており、自律反発を狙った短期筋の買いが優勢だった。欧米などでの経済活動の再開期待から原油先物相場が急反発し、1カ月ぶりの高値を付けたことで同じリスク資産である株式にも買いが入った。

新型コロナウイルスの感染第2波への警戒が残るなか、欧米では経済再開が進んでいる。米ウィスコンシン州の最高裁判所は13日、同州政府の外出規制令は違法との判決を下した。多くの州での外出制限が想定よりも早く解除されるとの思惑が広がったことも買いを後押しした。

ダウ平均は午前中に400ドル超下げ、取引時間中としては4月21日以来、3週間ぶりに節目の2万3000ドルを下回る場面があった。朝方発表の新規失業保険申請件数は9日までの1週間で298万1000件と市場予想を上回り、依然として高水準だった。米中関係の悪化懸念も重なり、売りが出やすかった。一方、「長期投資家が割安感の高まった銘柄に買いを入れた」(調査会社のインバーネス・カウンセル)との指摘もあった。売り買いが交錯し、ダウ平均の日中値幅は841ドルと大きかった。

5月に入り下げが目立っていた銀行株が買われた。13日に11年ぶりの安値を付けた銀行大手ウェルズ・ファーゴは7%上昇した。クレジットカードのマスターカードが4月後半以降、消費者のカードの利用が緩やかに回復傾向になると発表したことを受け、同業のビザやアメリカン・エキスプレス(アメックス)も上げた。20年5~7月期見通しが市場予想を上回ったネットワーク機器のシスコシステムズも買われた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発した。前日比80.55ポイント(0.9%)高の8943.72で終えた。インテルやエヌビディア、マイクロン・テクノロジーなど半導体株の上昇が目立った。

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