NYダウ4日続落で始まる 景気不透明感や米中対立懸念

2020/5/14 22:57
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【NQNニューヨーク=横内理恵】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落して始まった。午前9時35分現在、前日比266ドル37セント安の2万2981ドル60セントで推移している。取引時間中に節目の2万3000ドルを下回ったのは4月21日以来、3週間ぶり。米景気の先行き不透明感や米中関係への懸念が強まり、投資家心理の重荷となっている。

ニューヨーク証券取引所前=AP

朝方発表の新規失業保険申請件数は9日までの1週間で298万1000件だった。前の週からは減ったものの、引き続き高水準で市場予想(270万件)を上回った。新型コロナウイルスのまん延で外出制限措置が広がった3月下旬からの申請件数は3600万件を超えた。米国では多くの州が段階的に経済活動を再開しているものの、感染の第2波への警戒感も根強い。米経済の正常化や雇用の回復に時間がかかるとの見方が広がっている。

米中対立への懸念も相場の重荷となっている。トランプ米大統領が14日朝のFOXニュースのインタビューで、米国に上場する中国企業で米国の会計ルールに従っていない企業への監視強化に言及した。新型コロナが中国から発生したことも再び批判した。米中摩擦が米景気や企業業績の不透明要因となることを嫌気した売りも出た。

ダウ平均ではドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンスや保険のトラベラーズが売られているほか、化学のダウなど景気敏感株への売りも目立っている。金利低下を受けてJPモルガン・チェースなど金融株も下げている。

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