インド、出稼ぎ労働者に食料2カ月分 コロナ対策

2020/5/14 22:26
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インドのシタラマン財務相は14日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策として、すべての出稼ぎ労働者に2カ月分の食料を今後無償で供給すると表明した。米か小麦のどちらかを1人あたり5キログラム配給する。官民が協力し、出稼ぎ労働者向けに格安な住居も準備する方針だ。

新型コロナで失職し、首都ニューデリーから農村に戻る出稼ぎ労働者=AP

インドは3月25日から都市封鎖が続くが、大都市で働いていた出稼ぎ労働者が大量に失職し社会問題になっている。首都ニューデリーには隣接する州から数千万人の出稼ぎ労働者が集まるが、新型コロナの影響で多くが解雇された。工場に住み込んでいた労働者が行き場を失い、数百キロメートル歩いて農村に戻る人も多い。その際に食料不足から餓死する例が増えている。

世界保健機関(WHO)によるとインドの感染者は5月13日時点で7万4281人に上り、感染拡大に歯止めがかからない。出稼ぎ労働者が農村に帰郷する際に集団感染するのが一因だ。

インド政府は都市封鎖が期日を迎える17日に再び延長する可能性が高く、出稼ぎ労働者向けの対策が急務になっていた。シタラマン氏は13日から数日かけて、総額で28兆円規模の経済対策の具体策を表明する予定だ。

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