ソニー、画像センサーにAI エッジ処理しやすく

2020/5/14 21:28
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ソニーはAI処理機能を搭載した画像センサーを開発した

ソニーはAI処理機能を搭載した画像センサーを開発した

ソニーは14日、人工知能(AI)処理機能を搭載した画像センサーを開発したと発表した。従来は画像センサーとAI半導体を組み合わせて使う必要があったが、センサーだけで画像を分析できるようになる。クラウドではなく端末そのものでデータを処理する「エッジコンピューティング」を推進し、小売りや産業機器向けの用途を開拓する。

画像センサーは光を受け取る層と処理する層で構成される。ソニーは処理する層にAIで分析する機能を搭載した。簡単な処理なら専用のAI半導体を使わずにセンサーだけでできる。端末内のデータのやり取りを減らせるため、処理スピードの向上や通信量・消費電力の削減が期待できる。

AIを搭載した半導体は4月以降に2種類の製品をサンプル出荷する予定だ。主に小売りや産業機器向けの活用を見込む。例えば小売店舗内のカメラで来店者の行動を分析したり、製造現場で危険を察知したりできるという。センサーのAIモデルは変更が可能で、1種類のカメラで複数の用途に使える。

ソニーは画像センサーの活用領域を広げている。現在はスマートフォンなどカメラ向けが中心で、産業向けなど「センシング」は19年度の実績で全体の4%にとどまる。25年度にはこの比率を30%まで高めたい考えだ。AIを搭載した画像センサーは将来的に自動運転など幅広い目的に応用できる可能性がある。

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