与党、来週の憲法審提案 国民投票法改正で採決要求
衆院憲法審査会は14日、今国会初めての幹事懇談会を開いた。与党は、憲法改正手続きに関する国民投票法改正案の早期採決を求め、来週の憲法審開催を提案した。立憲民主党など野党は回答を保留した。今後、与野党筆頭幹事間で協議する。
与党は、国民投票時のCM規制や、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた緊急事態時の国会機能の在り方についても議論を求めた。野党は国会機能に関して「不急の議論だ」として反対した。
国民投票法改正案は利便性を公選法にそろえる内容で、2018年7月に憲法審で提案理由説明があった。その後、法案審議は一度も行われず、継続審議扱いとなっている。与党は昨年の臨時国会でも成立を見送った経緯がある。
〔共同〕