画面越し、俳優集い上演

関西タイムライン
2020/5/15 2:00
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「ブカブカジョーシブカジョーシ」の上演イメージ

「ブカブカジョーシブカジョーシ」の上演イメージ

エイチエムピー・シアターカンパニーはインターネット上で新たな「演劇」作品を上演する。離れた場所にいる俳優たちが画面の「仮想劇場」に集い演技するライブ映像を配信。作品は大竹野正典の脚本による「ブカブカジョーシブカジョーシ」。22~24日、午後8時から。

出演俳優5人がそれぞれの自宅に設置したカメラの前で演技。それらを重ね合わせ、作中に登場する漫画のタッチを再現するような映像として出力する。実際の劇場空間に近づけるため、何らかの形で「観客の反応を俳優が感じながら演じられるような仕組みも準備している」(演出の笠井友仁)。

コロナ禍で通常の上演が困難な中「演劇とは客と演者が同じ時間、場所に集まること」(同)と考え、画面を仮想劇場の舞台と位置づけて舞台で演者が自由に動く様を同時に観客が見つめる方式を考案した。

他の劇団ではビデオ会議サービスZoomを使った作品なども試みられている。ただ、ビデオ会議システムは映像が顔のアップで固定されるため「会話劇には向いているが、身体表現は難しい」(同)。HMPは俳優が演技中に静止する独特の演出を多用するなど、俳優の身体性や舞台空間の構築を重視することから、今回の形式に行き着いた。

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