信楽鉄道事故29年で法要 コロナ考慮し規模縮小

2020/5/14 11:55
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事故現場近くの慰霊碑前で行われた追悼法要(14日午前、滋賀県甲賀市)=代表撮影

事故現場近くの慰霊碑前で行われた追悼法要(14日午前、滋賀県甲賀市)=代表撮影

滋賀県甲賀市(旧信楽町)で1991年、信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車が正面衝突して42人が死亡した事故から14日で29年となり、現場近くの慰霊碑前で犠牲者の追悼法要が営まれた。

法要には両社長らが参列。黙とうの後、慰霊碑に花と追悼の言葉を供え、手を合わせた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、参列者の規模を縮小して執り行われた。事故発生時刻の午前10時38分ごろにはSKRの列車が警笛を鳴らしながら現場を通過した。

事故は91年5月14日、SKRの普通列車と、信楽町での「世界陶芸祭」の開催に合わせてSKRの線路に乗り入れたJR西の臨時列車が衝突し、乗客ら42人が死亡、600人以上が重軽傷を負った。

法要後の取材にJR西の長谷川一明社長は「29年になるが、事故への思いは引き継いでいかねばならない」、SKRの正木仙治郎社長は「鉄道会社としての使命を果たせるよう安全運転に努める」と話した。

2005年に起きた尼崎JR脱線事故の遺族も参列。長女を亡くした大阪市の藤崎光子さん(80)は「乗客は命を預けるしかない。(鉄道関係者は)人の命を預かる仕事ということを忘れないでほしい」と話した。〔共同〕

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