抗原検査キット、無症状者には使用せず 厚労省指針

2020/5/14 9:36
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富士レビオの新型コロナウイルス抗原検査キット=富士レビオ提供

富士レビオの新型コロナウイルス抗原検査キット=富士レビオ提供

厚生労働省は14日までに、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる抗原検査簡易キットについて、熱やせきなどの症状があって医師が必要と認めた人を対象とし、症状のない人には使わないとする利用指針をまとめた。各自治体や医療機関に向け通知した。

指針では、キットの使用目的を「緊急性の高い感染者を早急に検知すること」とした。緊急入院が必要な人の検査のほか、集団感染が発生した病院や高齢者施設で使うことを想定している。

PCR検査よりも精度が劣るため、陽性判定の場合はそのまま確定診断とするが、陰性の場合はPCR検査でも確認する。

一方、無症状者は排出するウイルス量が少ないことが想定され、適切な判定ができないとし、使わないよう求めた。

検査簡易キットは現時点で生産数が限られるため、新規感染者数が多い北海道、東京、神奈川、大阪、沖縄の5都道府県の「帰国者・接触者外来」や救命救急センターがある医療機関に優先して配る。生産量が増えればPCR検査を実施できる医療機関を中心に順次拡大する。

検査簡易キットは「富士レビオ」(東京)が開発、13日に厚労省が承認した。医療現場で検体となる鼻の奥の粘液をぬぐい取り、30分ほどで判定できる。

〔共同〕

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