スイス、3カ国との国境封鎖解除へ 6月15日から

2020/5/14 3:17
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【ジュネーブ=細川倫太郎】スイス政府は13日、ドイツ、オーストリア、フランスの3カ国との国境封鎖を6月15日から解除する計画を発表した。新型コロナウイルスの感染を抑制できていれば、再び通勤や買い物などで近隣国と自由に行き来できるようになる。一方、人の移動を制限しているイタリアとの国境封鎖は継続する。

少しずつ街はにぎわいを取り戻してきた(首都ベルン)=AP

ケラー・ズッター法相が3カ国の内相と電話協議し合意した。5月下旬の閣議で制限措置のさらなる緩和も検討する。ただ、再び感染が拡大すれば計画を見直す。現在、スイスに入国できるのは自国民や滞在許可証の保有者、医療従事者などに限られている。スイスは欧州連合(EU)には加盟していないが、欧州内の移動の自由を定めた「シェンゲン協定」には参加している。

スイスの累計感染者は3万人を超えている。最近は感染ペースが大きく減速しており、政府は規制を段階的に解除し始めた。5月11日からは小売店や条件付きで飲食店の営業を認めた。公共交通機関もほぼ通常運行になるなど、街はにぎわいを取り戻してきた。ただ、1000人以上が集まる大規模イベントは当面禁止となっている。

規制を解除した一部の国では再び集団感染が発生するなど、流行の「第2波」への懸念は強い。スイス政府も再び感染が拡大した場合は規制の再導入を検討する。

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