習近平氏「年内に韓国訪問」 中韓首脳が電話協議

2020/5/13 22:55 (2020/5/14 5:29更新)
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習近平国家主席(2019年11月27日、人民大会堂)=ロイター

習近平国家主席(2019年11月27日、人民大会堂)=ロイター

【ソウル=恩地洋介】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日夜、電話で約30分間協議し、習氏の年内の韓国訪問で一致した。習氏は「年内に訪韓する考えに変わりはない」と述べ、文氏は「習主席の訪韓が何より重要だ」と応じた。新型コロナウイルスの感染拡大で、世界の首脳の往来は滞っている。感染拡大後、習氏の初の外遊となる可能性がある。

韓国大統領府の発表によると、両首脳は新型コロナウイルスの状況が安定して条件が整い次第、習氏の訪韓を調整する方針で一致した。

韓国側はかねて習氏の早期訪韓を要請していた。昨年末の両首脳の会談で文氏は「来年の早い時期にソウルで再びお会いできることを期待している」と習氏に訪韓を要請。習氏は「積極的に検討する」と応じていた。

習氏が4月に予定した日本訪問時に立ち寄る案などが浮上していたが、新型コロナで先送りとなっていた。

中韓関係は2016年に朴槿恵(パク・クネ)政権が米軍の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)配置を決めて以来、最悪とも言われる状態が続いてきた。中国は韓流コンテンツ締めだしなどの制裁を続けている。ただ、米国と対立を深める中国には韓国を取り込みたい打算も働いている。

習氏は電話協議で韓国の防疫対策を評価し「両国は国際防疫協力の模範となっている」と語った。中国は5月から、一部地域でビジネス目的の韓国人の入国を認めている。出張者は出発の72時間以内にウイルス検査で陰性を証明する確認証の発行を受け、中国入りの際に再びPCR検査を受けて陰性と判断されれば、入国が認められる仕組みだ。

韓国側によると、これまでにこの方法で200人が中国を訪れた。文氏は「適用される対象と地域の拡大を希望している」と述べた。

両首脳は2月20日にも電話協議し、コロナ対策の協力を確認していた。

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