竜泉窯の筆置きが初出土 愛媛、文化人が使用か

四国
愛媛
2020/5/13 15:57
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愛媛県埋蔵文化財センターは13日、同県西条市の「北竹ノ下1遺跡」で出土した、竜泉窯(中国・浙江省)で作られた青磁の筆置き「筆架」を報道陣に公開した。国内で筆架の出土例は極めて少なく、竜泉窯の青磁筆架は初めて。

愛媛県西条市の「北竹ノ下1遺跡」で出土した竜泉窯の青磁筆架=共同

センターの柴田圭子調査課長は「特徴から判断すると15世紀に竜泉窯で作られ輸入されたと考えられる」とし、嗜好性の高い文具を入手できる僧侶や有力武士などの文化的水準の高い人がいた可能性があるとしている。

青磁筆架は15~17世紀前半の石積みの井戸から出土。幅10.3センチ、高さ6.7センチで、2月に出土した。三つの山のほか、雲や波、橋が表現されている。筆架は中世で「文房四宝」といわれる筆・すずり・墨・紙のそばに置かれた文房具で、希少性の高い中国すずりなどと一緒に使用されたと推定される。

新型コロナウイルスの影響で西条市立東予郷土館での実物展示は延期するが、センターのホームページで13日から写真や動画を公開している。〔共同〕

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