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米新興証取にブラックロック出資 今夏、取引開始へ

2020/5/13 4:17
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【ニューヨーク=宮本岳則】米欧金融大手が設立者に名を連ねるメンバーズ取引所(MEMX)は12日、米資産運用大手ブラックロックから出資と取締役派遣を受け入れると発表した。すでに米証券取引委員会(SEC)から開設の承認を受けており、2020年7~9月期の売買開始を計画する。低コストを武器にニューヨーク証券取引所、ナスダック取引所など既存勢力に対抗する「第三極」を目指す。

ブラックロックは新興証券取引所MEMXへの出資を決めた=ロイター

米ブラックロックに加え、米金融大手ウェルズ・ファーゴや欧州の超高速取引業者(HFT)、フロー・トレーダーズなど5社が新たに出資を決めた。すでにJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス、米バーチュ・ファイナンシャルなど米欧の金融大手12社が出資者に名を連ねている。投資総額は1億3500万ドル(約144億円)となった。MEMXは調達した資金で開設準備を加速する。

ブラックロックがMEMX陣営に加わった意味は大きい。同社は上場投資信託(ETF)の運用会社としては世界最大で日々の売買高も巨額だ。ブラックロックの参加は取引所にとって最も重要な流動性をもたらす。欧米の金融規制当局とのパイプも強い。米銀やHFT大手、大手資産運用会社がMEMXにこぞって参画を表明し、同取引所が一定の売買シェアを獲得できるとの見方が強まってきた。

米国では大手取引所グループが中堅・新興勢を傘下に収めてきた。米SEC認可の株式取引所はニューヨーク証取、ナスダック、シカゴ・オプション取引所(CBOE)の3グループに集約されている。証券会社内で注文を付け合わせる取引所外の売買を含めても3グループのシェアは6割近くだ。「HFT排除」で有名になった独立系の新興証取IEXのシェアは2%台にとどまる。

MEMXに参加した大手金融機関や運用会社は、寡占化の弊害に目を向けている。例えば既存の大手証取は収益力を強化するため市場データの提供料を引き上げていた。MEMX陣営は、市場参加者の目線でゼロから取引所を立ち上げ、既存勢力に圧力をかける狙いがありそうだ。

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