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新型コロナ感染者数、ロシアが世界2位に 23万人超

(更新)

【モスクワ=小川知世、メキシコシティ=宮本英威】ロシアで新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。12日に感染者数は23万人を超え、スペインや英国を抜いて米国に次いで世界で2番目に多くなった。1日当たりの新規感染者数は10日連続で1万人を上回り、3月末から続く外出制限下でも増加に歯止めがかからない。米欧で感染者数の増加が緩やかになる一方で、新興国での拡大が顕著になっている。

米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、米東部時間12日午後0時(日本時間13日午前1時)時点で世界の感染者数は約420万6千人、死者数は約28万7千人。最多は米国の130万人超で全体の3割を占める。

ロシアでは感染拡大のペースが高止まりし、感染者の5割がモスクワに集中する。死者数は約2100人。政府は12日までに580万件にのぼる検査を増加の理由に挙げ、早期治療で死亡率を1%未満に抑えていると成果を強調する。ただ死因の統計が正しく行われず、実際の死者数はもっと多いとの見方が強い。

プーチン大統領は12日から企業活動の制限を段階的に緩和する方針を示し、モスクワでは建設業と製造業が再開した。外出制限は継続し、交通機関でのマスクや手袋着用も義務付けたが、制限緩和を急げばさらなる感染拡大を招きかねない。

政権内でも首相ら閣僚の感染が続き、12日にはペスコフ大統領報道官の感染が新たに判明した。病院での集団感染や、人工呼吸器の出火が原因とみられる火災による死者も相次ぎ、医療体制への懸念も深まっている。

感染者数の増加が鈍った米欧が制限緩和に動くなか、ロシアやブラジル、インドなど新興国では感染拡大の勢いが衰えていない。インドネシアでは12日に東南アジアで初めて死者数が1000人を上回った。

感染者の抑制に一定の成果を出しても、制限緩和後に再び感染拡大に転じるリスクも浮き彫りになっている。韓国ではソウルのクラブで起きた集団感染で、二次感染を含む感染者数が12日に100人を超えた。

12日の「看護の日」の式典に参加する中国・武漢市の看護師=ロイター

新型コロナウイルスが世界で最初に拡大した中国の湖北省武漢市では9日、都市封鎖の解除後初めて新たな感染者が確認された。同市は約1100万人の市民全員を対象に、感染の有無を調べるPCR検査を実施することを決めた。感染の再拡大を抑える狙いだ。

最大の感染国である米国では12日夕(日本時間13日朝)の時点で、感染者数が136万人、死者数が8万2千人を超えた。

米疾病対策センター(CDC)は11日、ニューヨーク市で新型コロナに関係した死者数が約5300人多い可能性があると発表した。3月11日から5月2日の間、これまでは死者数が1万8879人と報告されていたが、大幅に膨らむ可能性がある。

米NBCニュースは12日、経済が再開した州の都市圏で、感染率が急上昇しているデータがあると報じた。ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部が7日付けでまとめたが公表されていないという。

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