中国・武漢市、全市民にPCR検査実施へ

2020/5/12 22:04 (2020/5/13 5:17更新)
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ウイルスの封じ込めを強化する(4月、武漢市)=ロイター

ウイルスの封じ込めを強化する(4月、武漢市)=ロイター

【大連=渡辺伸】新型コロナウイルスの感染が最初に拡大した中国の湖北省武漢市当局は、すべての市民に対して感染を調べるPCR検査を実施する方針を決めた。複数の中国メディアが報じた。同市では9~10日、約5週間ぶりに新たな感染者が見つかっており、ウイルスの封じ込めを強化する狙い。同市の人口は約1100万人。

武漢市の新型コロナ対策チームは11日、市内の各地区に対して10日間で全員の検査を実施する案を配布した。開始時期などの具体的な実施方法はまだ検討中という。

武漢市では9日、都市封鎖の解除後で初めて感染者が1人確認された。10日はさらに5人が見つかった。6人はいずれも同じ地区に住んでいた。同地区の共産党委員会は11日、「感染封じ込めの管理力不足」を理由に同地区の党幹部の解任を決めた。

同市では4月4日以降は新たな感染者はゼロが続き、4月8日には約2カ月半ぶりに都市封鎖が解除され、航空や鉄道などの交通機関が再開していた。

中国当局の発表によると、12日午前0時(日本時間同1時)時点で、武漢の感染者は累計5万339人で、死亡は3869人。中国の新たな感染者は2月中旬まで毎日数千人のペースで増え続けたが、3月中旬以降は毎日ほぼ数十人に減少していた。ただし中国政府は感染拡大の第2波に対する警戒を強めている。

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