セコムとALSOK、20年3月期営業最高益
セコムが12日発表した2020年3月期の連結決算は、営業利益が前の期比10%増の1428億円と、2期ぶりに最高益だった。主力の警備事業で家庭向けを中心に契約件数が伸びた。同日に20年3月期連結決算を発表した綜合警備保障(ALSOK)も同様に警備事業が堅調で、営業利益が14%増の367億円と過去最高を更新した。
セコムの売上高は5%増の1兆600億円だった。消火設備を設ける防災事業や医薬・医療品を手掛けるメディカルサービス事業も堅調だった。21年3月期は営業利益が前期比13%減ると予想する。新型コロナウイルスの影響により警備機器などの販売が減る。
一方、ALSOKの売上高は4%増の4601億円だった。常駐警備やATMを管理する警備輸送の受注が増加した。21年3月期は介護事業の拡大を背景に営業利益が2%増えると予想する。