川崎重工業、ボーイング向け売上高が3割減に 2020年度見通し

2020/5/12 18:47
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川崎重工業は12日、2020年度の米ボーイング向けの民間航空機部品の売上高が前年度に比べ3割減りそうだとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大で世界の航空会社の経営環境が悪化したため、航空機の受注状況は厳しくなっている。川重はすでに航空機部品工場の稼働を一時休止したが、今後も生産調整を迫られる可能性が高い。

川崎重工は米ボーイング向けの売上高が前期比3割程度減るとみている

19年度の決算発表の電話会見に出席した山本克也副社長が「ボーイング向け(の売上高)が3割程度落ち込む可能性がある」と話した。同社は民間航空機ではボーイングの中型機「787」向けの胴体などを手掛けており、19年度の航空宇宙システム事業は全社売上高の3割強の5325億円だった。うち1700億円前後がボーイング向け民間航空機部品とみられ、その3割程度が20年度はなくなる見込みだ。

このほどボーイングは、「787」を22年に現在の半分の月産7機まで生産ペースを落とす減産を発表した。川重にとっては「(想定していた)最悪の事態よりは緩やかだった」(山本副社長)が、今後の需要減に備えて全社で「(複数年にわたり)3割程度、設備投資を減らす方針だ」(金花芳則社長)という。

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