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コニカミノルタ、20年3月期 14年ぶり最終赤字

コニカミノルタは12日、2020年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が35億円の赤字(前の期は417億円の黒字)になったようだと発表した。従来予想は75億円の黒字で14年ぶりに最終赤字に転落する。新型コロナウイルスの影響などから事務機を中心に販売が落ち込んだ。在宅勤務の広がりに伴いペーパーレス化が加速、厳しい市場環境が続きそうだ。

期末配当を10円と前の期より5円減らし、役員報酬を一部返上する。

売上高は9950億円と前の期比6%減った。新型コロナによる影響は製品供給面では限定的だったが、3月以降に外出規制が本格化した欧米を中心にプリンターの受注や設置が遅れた。

営業利益は80億円と計画より120億円下振れした。新型コロナの影響が110億円の減益要因となった。欧州子会社ののれん減損などの損失を25億円計上している。

事務機の市場が成熟する中でコニカミノルタはここ数年、販売拠点の見直しなどの構造改革に取り組み、新規事業の育成を図ってきた。20年3月期はサービス網の見直しなど効率化に74億円の費用を計上した。

事務機は市場の成熟にくわえて在宅勤務の拡大により「中長期的に需要減の影響が大きい」(調査会社IDCジャパンの石田英次氏)との見方が市場では一般的。コロナ後にも利益を上げ続ける体質となるにはもう一段の効率化やポートフォリオ転換も必要だ。

足元では現預金など手元資金を手厚くしている。3月末時点では約900億円と月商の1.1カ月分だったが、4月に金融機関からの借り入れにより850億円を調達。追加で融資枠を設ける考えだ。資金を確保しながらコロナ後を見据えた投資に割り振れるか。難しいかじ取りを迫られている。

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