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旭化成の20年3月期、純利益3割減 素材事業が不振

旭化成が12日発表した2020年3月期の連結決算は、純利益が前の期比30%減の1039億円だった。エチレン設備の臨時修理や設備トラブルのほか、タイヤ向け合成ゴムの販売量減少などで主力の素材事業が振るわなかった。新型コロナウイルスによる影響が見通しにくいとして、21年3月期の業績や配当の予想は未定とした。

20年3月期の売上高は1%減の2兆1516億円、営業利益は15%減の1772億円だった。

素材事業では中国市場の成長鈍化や、自動車市場の減速などの影響がみられた。ナフサ価格下落で期初の高値の在庫が残り平均単価が押し上げられる「受け払い差」のほか、繊維製品の販売量の減少なども減益要因となった。

足元では原油価格の下落に伴いナフサをはじめ石油化学関連の市況悪化が響く見通しで、素材事業は「19年度の業績に届かない可能性がある」(柴田豊取締役)。住宅事業でも新型コロナの感染拡大により、展示場の閉鎖や外出自粛を受けた集客・受注減などが建築請負部門でみられている。

手元資金や機動的な資金調達手段の確保の一環として、同社は4月末にコマーシャルペーパー(CP)の発行限度額を1800億円から2500億円に拡大している。

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