北国銀行、14年ぶり頭取交代へ IT活用加速

2020/5/12 18:16
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北国銀行は杖村修司専務が6月19日付で頭取に昇格する方針を固めた。安宅建樹頭取は相談役となる。安宅氏は低金利で利ざやが縮小するなか、コンサルティングなどの手数料ビジネスを強化した。杖村氏とともにIT(情報技術)によるコスト削減も進めた。14年ぶりの新頭取となる杖村氏は、IT活用をさらに加速させるとみられる。

北国銀行の本店(金沢市)

安宅頭取は2006年に就任した。14年に本店を移転したほか、業務のデジタル化を推進した。銀行業務の基幹となる勘定系システムのクラウドへの移行は、データ活用やコスト削減の観点から地銀でも珍しい取り組みとして注目を集めた。

北国銀は21年3月期までとしていた中期経営計画を延長し、24年3月期を最終年度とする6年の中計を策定した。手数料ビジネスの強化を掲げ、安宅頭取は当時の記者会見で「ITの発展などが著しく、スピーディーに施策に取り組む必要がある」と語った。

新型コロナウイルスの感染拡大により、経済の先行きが見通しにくいなかでの頭取交代となる。IT活用でできた人材の余力を生かし、コンサル強化など顧客の利便性向上につなげられるかが課題となる。

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