コロナ諮問委に4氏追加 竹森慶大教授ら 政府
西村康稔経済財政・再生相は12日の記者会見で、感染症の専門家で構成する「基本的対処方針等諮問委員会」に慶大教授の竹森俊平氏ら経済の専門家4人を加えると発表した。緊急事態宣言の一部解除を見据えて感染拡大防止と経済活動の両立をめざす狙いがある。
諮問委は新型コロナウイルス対応のため設置した専門家機関で、政府が決めた方針を諮問する。竹森氏のほかに慶大客員教授で東京財団政策研究所の研究主幹も兼務する小林慶一郎氏、阪大院教授の大竹文雄氏、慶大教授の井深陽子氏の3人を起用する。
西村氏は11日の衆院予算委員会で、諮問委に「経済・社会への影響に見識の深い専門家に加わってもらうよう調整している」と言及していた。
竹森氏は政府の経済財政諮問会議の民間議員も務める。西村氏は「経済財政諮問会議との橋渡しもできるような体制をとれればと考えている」とも指摘した。

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