体育会学生、入学前にオンライン学習 大学スポーツ協

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2020/5/12 16:29
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全国の約220大学が加盟する「大学スポーツ協会(UNIVAS)」が、学生へのオンライン学習支援を強化する。協会の調査では運動部の学生の場合、推薦など一般入試以外で大学へ進む割合が約7割に上る。入学前に基礎学力の向上をはかり、学業との両立を後押しする。2020年度入学の学生約420人に試行しており、来年度から本格導入する。

学習プログラムは、パートナー契約を結ぶ河合塾系のKEIアドバンス(東京・千代田)と開発した。基礎の解説や練習問題など数学・英語のeラーニングに加えてテストも受けられ、入学前の1~3月の間にスマートフォンなどで受講してもらう。対話アプリ「LINE」を使い、メンター役の先輩学生に学習や大学生活の悩みを相談できる仕組みも設けた。

20年度入学は加盟7大学の約420人が試験的に無償で参加した。21年度からはUNIVAS側が費用の一部を負担しつつ、有料で広く大学へ提供していきたい考えだ。

UNIVASは今年2~3月、インターネットで全国の運動部所属の学生約2800人にアンケートを実施した。大学入学時の入試方法を尋ねたところ、スポーツや指定校推薦、AO入試など一般入試以外が約70%を占めた。協会関係者は「一般入試で入る学生のような受験勉強を経ずに進学しているケースが少なくなく、学習プログラムを活用してもらって基礎学力の向上につなげたい」と話す。

また、新型コロナウイルス対策として加盟大学の運動部向けに、プロのスポーツチームなどが導入している体調管理ソフト「ワンタップ・スポーツ」の一部機能を無償で使えるようにした。部員がスマートフォンなどで入力した体温や症状といった6項目のデータを指導者らが一元管理でき、活動を自粛する中でもチームの体調管理に役立ててもらう。すでに110を超す運動部から申し込みが来ているという。

UNIVASは大学スポーツの統括団体として19年3月に設立され、現在は222大学と34の競技団体が加盟している。

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