記者触った容疑で捜査、ジスカールデスタン元仏大統領

2020/5/12 4:04
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【パリ=白石透冴】ドイツの女性記者の体を2018年に触ったとして、フランス捜査当局がジスカールデスタン元大統領(94)に対する捜査を始めたことが11日、分かった。仏紙ルモンドなどが報じた。元大統領は「会ったことを覚えていない」などと容疑を否認しているという。

仏当局はジスカールデスタン元大統領(右)に対する捜査を始めた(写真は2018年10月、パリ)=ロイター

記者は18年12月、シュミット元独首相の生誕100年を記念した記事を書くため、パリで元大統領をインタビューした。元大統領は取材後、場所を変えながら記者の尻を繰り返し触ったという。現場にいた撮影担当者も、同様のことがあったと証言した。

ルモンドによると、記者は当初は刑事告訴するつもりはなかったが、性的被害を訴える「#MeToo」の運動をみて、「この話題を社会で議論する大切さを知った」と考えを変えた。

元大統領は右派の政治家で、任期は1974~81年。エネルギーの安全保障のため原発に頼ることを決めたほか、主要国による第1回サミット(当時はカナダを除く6カ国)の開催を提案した。最近は公の場で発言する機会は減っている。

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