新型コロナ感染、世界で400万人超 増加ペース鈍らず

2020/5/10 18:40
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新型コロナウイルスの感染者数が9日、世界全体で400万人を突破した。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米東部時間10日午前3時(日本時間同午後4時)時点では世界の新型コロナ感染者数は約402万5千人、死者数は約27万9千人となった。米欧で感染増加が緩やかになる一方、新興国は急増が続き、世界の感染拡大ペースは鈍っていない。

世界の感染者数は100万人を記録した4月2日以降、12~13日間隔で100万人ずつ増え、高水準の感染拡大が続いている。最多は米国の130万人超で、全体の3割以上を占める。欧州ではスペイン、イタリア、英国で20万人を超えた。ただ欧米諸国では増加ペースが鈍化し始めており、外出制限や経済活動の規制を緩和する動きも出てきた。

一方、新興・途上国では感染の急増が目立つ。世界保健機関(WHO)によると、新興・途上国の新規感染者数は5月上旬に先進国を逆転した。病院や軍などで集団感染が相次ぐロシアは感染者数が約19万8千人に上り、フランスやドイツを上回った。ブラジルは感染者数が15万6千人、死者は1万人を超えた。南アフリカなどでも感染拡大の懸念がある。

新興・途上国では感染者の増加や脆弱な医療体制にもかかわらず、貧困層の不満が政府に向かうのを恐れ、感染の収束を待たずに経済再開を急ぐケースがみられる。ブラジルのボルソナロ大統領は各州が実施している商業施設閉鎖などの規制が経済を悪化させると批判している。ロシアは12日からモスクワで建設業や製造業などを再開する。

様々な措置で感染者の抑制に一定の成果を出しても、ひとたび制限を緩めれば、再び感染拡大に転じるリスクと隣り合わせになる。韓国は6日に不要不急の外出自粛要請を解除したが、繁華街のナイトクラブで集団感染が発生。新たな感染者が50人近く増えた。経済への打撃を抑えつつ感染の再拡大を避けられるか、各国の手探りが続く。

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