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新型コロナ「第2波」へ備え 韓国大統領が演説

「活発な消費・経済活動」も呼びかけ

【ソウル=恩地洋介】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、大統領府で就任3周年の演説に臨み、新型コロナウイルスの「第2波」に備えて政府の防疫組織を一段と強化する方針を表明した。国民には「日常への復帰」を説き、経済の回復に向けて、活発な消費を再開するよう促した。

文氏は新型コロナを巡り「長期戦の覚悟で対応する。専門家が今年の秋か冬にも訪れると予想する第2波への備えは喫緊の課題だ」と述べた。政府対応の司令塔となっている疾病管理本部を「庁」に格上げするほか、感染病専門病院を整備する考えを示した。

韓国政府は今月6日から不要不急の外出自粛を解除するなど、防疫態勢を緩和している。文氏は「我々の防疫体制はウイルスの拡散を十分に管理できる」と強調し、国民に防疫と共存しながら日常に戻るよう要請した。

ソウルでは防疫態勢を緩和した後、繁華街のナイトクラブで集団感染が発生し、新たな感染者が50人近く増えた。文氏は「密閉空間であれば、いつどこでもクラスターが起こりうる。防疫の手綱を緩めてはいけない」とも指摘した。

文氏は直近の経済情勢を「経済戦時状態」と呼び、危機感を表明した。「防疫ルールを守りながら、消費と経済活動を活発に行ってほしい」と国民に呼びかける一方、強みを持つICT(情報通信技術)を生かしたオンラインの医療や取引の発展に注力すると語った。

検査や追跡、隔離を徹底する韓国の防疫システムは各国の評価を得た。文氏は「我々は防疫で世界をリードする」と述べ、防疫を巡って各国との協力を推進する意向も示した。

文氏は演説後に記者団の質問に答え、北朝鮮に防疫協力を呼びかけていると明らかにした。「国連安全保障理事会の制裁に抵触せず、南北民の保健と健康に役立つことから積極かつ優先的な推進に値する」と話した。

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